ローパスフィルタ

工作

PMT(光電子増倍管)から得た信号を50[kHz]以下に落とすために作成しました。

本当はノイズを少なくするためにスイッチング電源ではなく、トランスを使った方が良いのですが、今回は使っていません。
このときはDATELの製品を使ったのですが、身売りしたらしく製品を入手することが出来ません。(T_T)
現在はNFの製品を主に使っています。

使用した電源には±15[V]とCOM端子がありますが、電位差を考慮したのと、ノイズが多かったこともあり、AC電源のGNDをCOM端子へ接続しました。
ポテンションメータ10[kΩ]の入力前の抵抗110[Ω]は、ポテンションメータの動作範囲を狭め、0[V]になるのを防ぐ役割のために付けてあります。

オフセット調整

BNC入力信号の信号とGNDを短絡させた状態で、BNC出力信号をオシロスコープで確認しながら、20[kΩ]のトリマーを回してGNDを合わせます。
今回は、多少のノイズは無視しました。

動作確認

テスト信号として、50[kHz]の正弦波(振幅 5[V])を入力します。
出力信号をオシロスコープで確認しながらポテンションメータ10[kΩ]を回し、波形が減衰する直前で固定します。
最後に、100[kHz]くらいの波形を入力して、ローパスフィルタが効いているか確認します。

NF

電圧同調フィルタの項目を参照。
この用途の場合、「VT-4BLA」が代替品となりそう。
http://www.nfcorp.co.jp

DATEL FLJ-VL

既に身売りしていますのでリンクだけ。
本家はH.P.が見つかりません。
http://www.murata-ps.jp/

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